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M.S.さん(66)
手術後、歩けるまでに回復。 「本当に感謝しています」
2022年3月に愛知医科大学病院でVPシャント術を受けたM.S.さん(66歳)。手術する直前は車イスを使わないと移動できなくなっており、受診したその日に入院を希望したという。手術から半年経過したM.S.さんにお話をうかがった。
「2021年の12月頃に、なんだかおかしいなと思いました。」 M.S.さんは2021年の7月に退職された後、歩きづらさを感じてはいたが、家にいることが多くなったため、筋力が弱ってきたせいだと思っていたという。 「iNPHのことも知らないので、外に出なくなって筋力が落ちたせいだろうと、しばらくはそのまま過ごしていたんです。でもふらふらするようになって、やはりおかしいなと思うようになっていきました。今思うと、たぶん徐々に悪くなっていたんだと思います。働いているときも階段を上った時に、ぎこちないと思ったこともあったので。でもやっぱり、筋力の衰えだと思い込んでいたんですよね。」
筋力の衰えで病気であることを疑っていなかったM.S.さん。病院を受診したきっかけを尋ねた。 「私は要支援1なのですが、ケアマネージャーさんに、『施設に入った方が良いのではないか?』と言われたことがありました。マンションで一人で暮らしていくのは厳しいと思われたんでしょうね。そこまでひどくなっていたんだと思います。やはりおかしいなと思っていたところで、かかりつけ医の先生に『CTやMRIで画像検査をしたほうが良い』と言っていただいて、近くの病院を受診しました。そこでiNPHということが分かりました。その先生から、iNPHであれば愛知医科大学病院に良い先生がいらっしゃると、名倉先生を紹介してもらいました。」
「“水頭症は赤ちゃんがなる病気”としか知らなかったので、あまりピンとこなかったです。でもとにかく、一人で暮らすのが厳しいと思っていたので、すぐに入院させてほしいと、初めてお会いした名倉先生にその場でお願いしました。」 名倉先生は初診の日に入院を希望されて少し困惑した表情だったそうだが、先生は手はずを整えて、M.S.さんはその日のうちに入院ができたという。 「新型コロナの感染拡大で病院も大変な時期だったと思うのですが、初めて受診した今日の今日で入院させてくれました。今ではしっかり歩けるので一人暮らしもできるようになりました。名倉先生は神様みたいな方です。」
「手術してから歩けるようになりました。昔のように元通りということまでは戻ってはいないですし、まだ歩き方もぎこちない、バランスもとりづらいですが、家から10分のスーパーまで歩いて買い物に行ったり、自分でバスに乗って病院にも行けます。手術する前と比べると、だいぶ良くなりました。本当に感謝しています。」 ケアマネージャーさんからも、ご自身でも一人暮しが厳しいと思われていたM.S.さん、元通りとは言わずとも、手術されて生活の質が上がったことへの喜びが伝わってきた。
M.S.さんは、当初車イスで来院され、歩くのが難しい状態でした。その後、画像検査ではやはりiNPHが疑われ、タップテストで改善が認められたので手術に進みました。経過も良く、現在はご自宅に戻られてお一人で生活されています。以前はホノルルマラソンを完走されるほどの方。そのくらいまで改善できるように頑張りましょうね、とお話ししています。
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