洛和会音羽病院 山田 茂樹先生より
症状が出始めたのは約10年前。3年前には転倒するようになり、物忘れが目立ち、一日中ぼーっとするなど症状が悪化、1年前からは尿失禁も始まり、困っていらっしゃいました。
iNPHは早期発見もですが、(髄液シャント術を受ける)タイミングがとても大事です。松村さんの場合、発症してから10年かかりましたが、決して遅すぎるタイミングではなく、手術してから半年たった現在はかなり症状が改善しており、喜んでいらっしゃいます。松村さんご夫妻の笑顔を見ていると、(治療介入の)タイミングと、身近な方の気づきが大切だと改めて実感します。