ご相談は「高齢者の水頭症コールセンター」へ

0120-279-465

3分簡単iNPH
チェックシート

病院を探す

  • メール
  • LINE
  • facebook
  • twitter

まずはページをシェア

×

iNPHを相談できる病院を探す

iNPHの診断・治療を行える
お近くの病院を検索できます

病院検索
※株式会社QLifeが運営する病院検索サイトが開きます

患者と家族の体験談

中村 美代さん

中村 美代さん(83)

頭がすっきりして
話せるように。
娘も変わったと言ってくれます。

ご紹介文

2022年5月に関西医科大学附属病院でVPシャント術を受けた中村さん(83歳)。手術して一番良かったことは「頭がすっきりしたことです。」と笑顔で答えてくれた。朗らかな表情が印象的な中村さんだが、手術する前はぼーっとすることが多かったという。手術から半年が経過した中村さんと旦那さんにお話をうかがった。

異変を感じたのはいつ頃でしたか?

「おかしいとはっきり感じたのは手術する2年半ほど前、妻が転んでケガをしたことがきっかけですが、歩くのが遅くなったと思ったのはそれよりずいぶん前のことだったと思います。」
と話す旦那さん。転んだケガの治療のため整形外科を訪れたそうだ。
「ケガの治療で整形外科に行ったんですが、違う病院の脳神経外科の先生がたまたま応援に来ていたんです。転んだこと以外に、妻は坂道の下り坂で止まれなかったり、ひざが上がらずすり足で歩いたり、パーキンソン病ではないかと心配だったので、その先生に検査をしてもらいました。」
中村さんは転倒・すり足歩行・突進現象など典型的なiNPHの歩行障害の症状が出ていたようだが、この段階で受けた診断は“初期の認知症”で、薬を処方されたという。

病院を受診したきっかけは?

「認知症の薬を処方されたのでずっと飲んでいたのですが、妻は歩くことが大変になっていたので、要介護認定を受け、リハビリを始めました。そこで出会ったケアマネージャーさんに、別の脳神経外科の先生を紹介されました。良い先生だとおっしゃるので受診したところ、『頭に水が溜まってますね、iNPHかもしれないです。手術する価値はあると思うので、手術するなら良い先生を紹介します。』とiNPHを発見してもらいました。」
そして2022年2月に関西医科大学附属病院の羽柴先生を訪ねた中村さんは、“iNPH”のため認知症の改善は期待できないが、手術すれば歩行は改善するかもしれないと診断されたという。

iNPHの診断を受けたときのお気持ちは?

中村さんご本人に、iNPHと診断を受けた時のお気持ちをうかがった。
「手術する前は頭の中がもやもやして、いつもだるいし、何か言われても『何言ってるんだろう?』と分からない時もあったので、詳しいお話しは聞いたけど、どんな手術をするのか理解できなかったんです。でも頭がすっきりするんだったら手術したいと思い、『はい、します!』とすぐに答えました。」
一方で、旦那さんは少し迷ったと話す。
「iNPHも知らなかったし、頭の手術。その上、タップテストが終わって妻が病室から出てきた時に、歩きが良くなったと思えなかったので正直迷いました。でも、それまでぼーっとする表情が多くなっていた妻が、タップテストの後は元気そうな表情をしていたことと、何よりも本人が手術する!とやる気があったので、手術することにしました。」
タップテスト後の中村さんの様子も手術の決め手になったようだ。

手術をされてからはいかがですか?

「頭がすっきりしました!なんでもお話しできるようになったのが嬉しいです。」
と中村さんは笑顔で答えてくれた。旦那さんも、
「一番変わったのは、ぼーっとしているのがなくなったことです。私は一緒に暮らしているので、実を言うと手術後はあまり変化を感じることができず、頭の手術をして、まずいことしたなあと思っていました。でも、毎週自宅に来る娘が『お母さん変わったねえ。』と言ったんです。そこからよく妻を見ていると、手術前はぼーっとして、やる気がないような表情をしていたのに、覇気が出てきて話し方がはっきりしてきたなと感じるようになりました。歩く速度は変わらないけど、坂道でも止まれるようになり、すり足はなくなってひざが上がるようになりました。何より本人が『やってよかった!』と言っているので、私も最近になって、やっぱりやってよかったな!と思います。」
幸福度を数値では表すことは難しいが、中村さんご本人と旦那さんの笑顔から、手術前より幸福度が上がったことは間違いないだろう。

中村 美代さんと関西医科大学 脳神経外科学 羽柴 哲夫先生より

関西医科大学 脳神経外科学
羽柴 哲夫先生より

中村さんは2019年に認知症と診断されてから薬を飲まれていました。しかし歩行が悪化、尿失禁も見られるようになり、物忘れのスピードも上昇、転倒するようになったことから来院されました。タップテストの結果は客観的評価では良くなかったのですが、自覚的な症状の改善が良かったことと、iNPHの画像所見が確かだったため、手術適用と判断しました。手術してから転ばなくなり、物事もはっきり言えるようになって、半年経った今では尿失禁・すり足も改善されてきました。手術前後で数値上は大きく症状の改善は見られませんでしたが、自覚症状として良くなったことはお二人にとって何ものにも代えがたい喜びなのではないかなと思います。

病院を探す

林 明夫さん(83)まさに地球を感じながら歩けるようになりました。」

M.S.さん(66)手術後、歩けるまでに回復。「本当に感謝しています」

Y.M.さん(84)iNPHと診断され、救われた気持ちに。「幸せだと思いました」

岡澤 潤次さん(76)“薬が効かない”頻尿でお悩みの方に「iNPHを知ってほしい」

後藤 美千代さん(69)早めの手術で生活の質が向上。「自分の力で生きていける」

田中 敏之さん(76)見過ごされなかったiNPHの所見。「お話しする時間が楽しい。」

塚本 幸江さん(78)手術を迷われている方に伝えたい。『手術して私は元気です。』

松村 和美さん(86)受診のきっかけは息子の一言。今は元気にごはんを食べられます。

和田 君子さん(83)手術とリハビリのおかげで、今でも一人暮らしを続けています。

増田 征男さん(78)家族全員で実感した、一人で歩ける喜び。「手術して良かった。」

漫画でわかるiNPH 特発性正常圧水頭症(iNPH)を漫画で分かりやすく解説します。

iNPHチェックシート

病院を探す

高齢者の水頭症コールセンター