大阪回生病院
宮﨑 晃一先生より
増田さんはiNPHとアルツハイマー型認知症の両方が同時に起きている併存例でした。アルツハイマー型認知症に見られる記憶障害・見当識障害は改善されませんでしたが、頭の回転の速さや、注意力・集中力は改善し、何よりほとんど歩けず、ご家族の介護負担が大きくなっている状況だったのが、杖もなく歩行可能になったため、ご家族は大変喜んでいらっしゃいました。手術から1年後の経過も良好で、満足されています。朗らかに会話ができるので、増田さんは通っているデイサービスで人気者だそうです。そういうことをお聞きすると、信じて手術を受けてくださり本当に良かったと思います。