画像診断

画像診断とは?

  • 画像診断は外来にて確認された臨床症状の原因を探るための検査です。体の内部を輪切りにしたように映し出すCTスキャンやMRIといった断層画像診断装置で頭の内部で起こっている変化を詳細に把握することができます。画像検査は通常30分前後で済み、患者さんも痛みをともないません。
    iNPHの患者さんでは、脳室の拡大が顕著に見られるため、画像診断は重要な検査の1つです。また、クモ膜下腔の状態を把握し、髄液循環を妨げる要因を注意深く観察し、その他の病気がないかを確認するために、脳梗塞や脳萎縮の存在、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍などの有無を同時に注意して診ます。
  • 画像診断とは?

画像診断のポイント

iNPHの画像診断は、主に脳神経外科や脳神経内科などの診療科で実施され、まず脳室の大きさを評価します。ときとして、脳室拡大が髄液循環障害(iNPH)にともなうものなのか、脳の萎縮(アルツハイマー病や血管性認知症など)の結果なのか、その判断が難しい場合がありますが、現在のところ、iNPHの画像診断のポイントとしては以下の3つです。

アルツハイマー病、iNPH、健常者の脳の比較画像 1.脳室が拡大している 2.シルビウス裂が開いている 3.高位円蓋部および正中部の脳溝・くも膜下腔の狭小化

脳の画像で見られるiNPHのこれら3つの特異的なポイントを「DESH※」と言い、「DESH」が見られるとiNPHの可能性が高まります。また、この「DESH」の画像診断により、アルツハイマー病との鑑別診断も可能となりました。

※DESH:Disproportionately Enlarged Subarachnoid space Hydrocephalus

画像診断後は?

画像診断で「DESH」が認められ、iNPHの可能性が高いと診断される場合には、さらに診断の精度を上げるために髄液循環障害の検査に進みます。

少しでも思い当たることがあれば、ぜひ一度受診してみてください。

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